Raspberry Pi 400 に取り付けることができるリアルタイムクロック(real-time clock、RTCと略記)です。リチウムイオン二次電池によって時刻情報がバックアップされています。

標準でRTCを持たないRaspberry Pi シリーズでは、ネットに接続していなければシステム時刻がズレてしまいます。書類作成などの用途では不都合なことが起きる可能性があります。

スマートホンやパソコンにもRTCは内蔵されています。同じようにRaspberry Pi 400を広範囲の用途で活躍をさせるには、RTCモジュールの使用をお勧めします。

Raspberry Pi 400用に設計

他のRTC製品では、形状上の理由でRaspberry Pi 400に取り付ける事ができません。しかし、このRTCモジュールはRaspberry Pi 400用に設計されています。背面のGPIOピンヘッダに差し込んで使用できます。

※その他GPIOピンヘッダを持つRaspberry Piでも使用できます。

背面のGPIOピンヘッダに差し込んで使用できます。

回路を保護するカバー

多くのRTCモジュールでは基板がむき出しになっており、取り扱いに注意が必要です。このRTCモジュールでは保護カバーによって不用意な回路への接触を防ぎます。
Raspberry Pi 400と一緒に持ち運びしやすくなります。

保護カバーによって回路の破損を防ぎます。

RTCにはDS3231SNを使用しています

このRTCモジュールに使われているDS3231SNには、TCXO (高精度発振器)が内蔵されています。
TCXOは温度補償型水晶発振器で、水晶振動子の持つ温度特性と正反対の回路特性を組み合わせる事により、水晶振動子単体よりも遥かに高い精度の時を刻みます。

DS3231SNはスマートホンやパソコン並みの高い精度で時を刻みます。

銅箔による電磁波シールドが施されています

このRTCモジュールには銅箔による電磁波シールドが施されています。外来ノイズを遮断することにより、DS3231SNが本来持っている時計精度を発揮することが出来ます。

電磁波シールドで外来ノイズを遮断します。

リチウムイオン二次電池が内蔵されています

このRTCモジュールにはリチウムイオン二次電池が内蔵されており、電池の交換の必要ありません。
リチウムイオン二次電池をバックアップとして使用していますので、何年もの間、正確な時刻情報を維持することができます。

リチウムイオン電池が内蔵されています。

Raspberry Pi OSでの設定が必要です

このRTCモジュールを動作させるには、Raspberry Pi OSでの設定が必要になります。以下のリンクボタンを押して設定方法をご覧になってください。

RTCモジュールのピン配列

Raspberry Pi 400のGPIOヘッダーとは、以下のピンでの接続によって動作します。

ピン配列

スペック

製品名Raspberry Pi 400用 RTCモジュール
対応Raspberry Pi 400、その他GPIOピンヘッダを持つRaspberry Pi
使用チップDS3231SN
インターフェースI²C、2線シリアル
精度常温時に±2ppm
バッテリーリチウムイオン二次電池
サイズ(W)15mm x (D)25mm x (H)8mm
JAN4580724960416
SKU50042

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